[怪情報チェック] 現職市議が書いた下村の「ハレンチ事件」!? (後編)
【前回の続き】 「下村健一氏は20代の頃、ハレンチ事件(当時週刊誌で大騒ぎ)でテレビから忽然と姿を消し、長期謹慎処分を受けた。鮮明な記憶があるので、間違いない」…と、現職の某・市会議員が自身のブログに突然書いた。先週の講義『メディアリテラシー実践』初回でこの朗読を聞いた白鴎大生たちに、緊張が走る。もちろん、“事件”も“大騒ぎ”も“処分”も完全に事実無根のデマ話だがーーーさて、この誤解をどう解くか?
下村健一
2026.04.15
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(木曜3限の下村講義は、大教室のスクリーンにいつもこのスライドを掲げて始まる)
2009年の6月初め、「ひどいこと書かれてるよ」という知人からの通報でこの市議のブログのことを知った僕は、唖然とした。「週刊誌で大騒ぎ」とか「長期謹慎」とか、ちょっと本気を出して調べればすぐにそんな史実は存在しないことが明らかにわかるデタラメを、なぜ現職の議員が断定的に書いているのか? しかもその文面を見ると、この人は僕に対して基本は好意的で、デマを流して潰してやろうといった悪意は全く感じられない。善意の思い込みで、心から残念がっているとしか感じられない。これは一体……?