後発地震注意情報――緊急時、より良いTV情報の見つけ方
意味のわからない表現に出会ったら

昨日(2026.4.20)のテレビ各局の津波速報画面よりーー以下同じ
大船渡と釜石「観測中」って、何のこっちゃ? そりゃ観測ぐらいは、いつもしてるでしょ。これでは何のことだか、わからない。こういう時は、もうちょっと親切な書き方のチャンネルを探してみよう。すると、同時刻でもこんな画面が↓

同上
こっちの方が“高さ”という語がある分、「高さの数字は未確定だが、とにかく到達してる」というニュアンスが読み取れる。要は、大船渡と釜石は津波が「到達(高さ観測中)」ということなんだな、と理解しよう。(そう書けばいいのにね…)
でも、他チャンネルを見ても《よりわかりやすい表現》が見つからない場合もある。例えば、これ。

同上
画面上部に出てる白文字の字幕、「50km(B)」とか「60km(A)」って、何のこっちゃ? AやBって、津波のランクか? これだけ無造作に示されても視聴者には意味不明で、「私だけわからないんだろうか」と不安になるだけだ。しかもこの情報、他のチャンネルを見回しても出て来ない。
そういう場合は、どうするか。余裕とスマホがあるなら、ちょっとAIなどに「地震速報のテレビ画面に “◯◯◯” という字幕が出てるけど、このAやBって何?」とか尋ねれば、これらの記号は[観測地点の名称]だとわかる。(だったらせめて、「B」じゃなくて「B地点」とでも書けばいいのにね…)
だけど、緊急時にそんな調べ物などはしていられない。こういう時は100%の深追いもせず、さりとて0%の無視もせず(←ここが大事)、とりあえず「沖合50〜60キロで実際に何か異変が観測されているんだな」というエッセンスだけをフワッと柔軟に受け止めよう。
自分の「知りたい情報」が、雑な伝えられ方だったら
自分にとって関心事なのに「これじゃよくわかんないよ!」と もどかしく感じたら、とにかく一番わかりやすい画面表示を工夫している局を探そう!
例えば、昨日18:00から始まった、最初の気象庁記者会見。局によって、中継の仕方はずいぶん違った。一番トホホなチャンネルは、これ。

同上
気象庁職員が今、図面を棒で指し示しながら説明しているのに、その職員だけをずっと映して、肝心の図面をほとんど(少なくとも僕が見ていた限りでは一度も)見せない。
※人員配置の都合で無人固定カメラしか置けなかったのかな…と思いきや、翌朝の同じ局の情報番組では、ちゃんと「指し示されたら図面の方に画面を振る」というカメラワークができていた。つまりは番組間の連携体制の不備で、とても残念。
こういう時は、ヤキモキしながら見続けないで、さっさとチャンネルを替えてみよう。すると↓

同上
このチャンネルは、気象庁職員の隣の図面もちゃんと現場(会見室)のカメラに納めている。ただ、全体の扱いが小さく、会見をTV画面内の小窓でしか出していない。これじゃ見えないよ…。「気象庁よりも、今は津波が迫る港の映像がメインでしょ」という、番組による優先順位の判断の問題だから仕方ないけれど、会見の方が見たい人は、またすぐにチャンネルを替えよう。今度は↓

同上
この会見の伝え方については、この画面がベスト! 喋っている職員さんの顔は実は全く重要ではなくて、指し示している図面と手話通訳さんが大事である、という優先順位がきちんと絵割に反映されている。
こうやって、満足な発信者にたどり着こう。
―――やがて、時間の経過と共に、新情報の更新ペースはやや落ちて、繰り返しの内容が増えてくる。そういう時が、局の情報センスの分かれ所だ。例えば、

同上
こんなふうに、《今の内にインプットしておく方がいい情報》を先出ししてくれている番組を探そう。これは、そろそろ「後発地震注意情報」が出そうだ、というタイミングを見越しての解説画面。
この辺はまだ、ネットがジャストミートな情報をプッシュしてくれることに期待するよりも、少ない選択肢 (地上波のチャンネル数) の中で遭遇できる可能性があるテレビの方が、優れていると思う。何かあれば、すぐ速報に戻れるし。
ーーーこれは、どの局が推しということではない。その瞬間瞬間に、視聴者側が選び取っていく姿勢を持とう!
【付記】昨日の津波の最大値を見て、「なんだ、80cmなんて普段の波と大して変わんないじゃん」と新たな油断が芽生えかけている人へ。このシンプルな絵で、“波”と“津波”の威力の違いを直感的に理解して!

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